こんにちは!テツです!
危険物取扱者の資格には甲種、乙種、丙種の3種類があり、それぞれで取り扱うことができる危険物が異なります。
そこで、この記事では、甲種、乙種、丙種の違いについて解説したいと思います。
この記事で分かること
- 甲種、乙種、丙種の違いについて
危険物取扱者 とは
危険物取扱者とは、消防法によって定められた危険物を取り扱ったり、その取扱いに立ち会うために必要な国家資格です。
そして、この資格を持っている人を危険物取扱者といいます。
甲種、乙種、丙種の違いは?
危険物取扱者の資格は甲種、乙種、丙種の3つに分けられます。
それぞれの違いは以下の表の通りです。
種類 | 取扱い | 立ち合い |
甲種 | 全ての危険物 | 全ての危険物 |
乙種 | 取得した類の危険物 | 取得した類の危険物 |
丙種 | 第4類のうち指定された危険物(※) | 不可 |
※ ガソリン、灯油、軽油、第3石油類(重油、潤滑油及び引火点130℃以上のもの)、第4石油類及び動植物油類
乙種は取得した類の危険物のみ取り扱い、又は立ち合いができます。
危険物は第1~6類危険物に分けられ、乙種の資格でそれぞれの類を取り扱うにはその類の資格を取得しなければなりません。
試験内容
甲種は法令15問、物化10問、性消20問の計45問です。試験時間は2時間30分です。
乙種は法令15問、物化10問、性消10問の計35問です。試験時間は2時間です。
丙種は法令10問、燃消5問、性消10問の計25問です。試験時間は1時間15分です。
丙種<乙種<甲種の順で取り扱うことができる危険物の数が増えるため、試験内容も難しくなります。
受験資格
乙種と丙種は受験資格が必要なく、誰でも受験することができます。
甲種は以下のいずれかに該当する場合、受験資格があります。
- 大学等において化学に関する学科等を卒業した方
- 大学等において化学に関する授業科目15単位以上取得した方
- 乙種危険物取扱者免状を有する方(※)
- 化学に関する修士・博士の学位を有する方
※ 乙種危険物取扱者免状の交付を受けた後、危険物製造所等における危険物取扱いの実務経験が2年以上の方、又は4種類以上の乙種危険物取扱者免状の交付を受けている方
まとめ
これらの内容をまとめると以下のようになります。
- 危険物取扱者は甲種、乙種、丙種の3つに分けられる
- 甲種は全ての危険物、乙種は取得した類の危険物、丙種は第4類のうち指定された危険物のみ取り扱うことができる
- 乙種と丙種は受験資格は必要ない
- 甲種は受験資格が必要
~危険物取扱者甲種に合格するためのおすすめのテキスト~
私が特におすすめする危険物取扱者甲種のテキストと問題集は以下の2冊です。
テキストと問題集を購入したら、あとは以下の流れで勉強をしていきます。
- テキストをざっくりと読んで、問題集を解く。
- 間違った問題を解答やテキストを見て、理解する。(間違った問題や解答時に迷った問題は印をつけておく)
- 再度間違った問題を解きなおす。
この流れをひたすら繰り返し、問題集で解けない問題がない状態にしていきます。
分からなかった問題はノートなどにまとめて、寝る前などの隙間時間に読み返すだけでも記憶に定着させることができると思います。
危険物甲種の合格を目指して頑張ってください。
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