こんにちは!テツです!
今回紹介する本はスペンサー・ジョンソンの遺作でもある「迷路の外には何がある?」です。
本書は全世界でベストセラーとなった「チーズはどこに消えた?」の続編にあたる作品です。
1時間あれば読み終えてしまうほどのボリュームですが、とても深いことが書かれている本書。
普段、読書をしない人も読みやすいと思うので、ぜひ手に取ってほしい良書です。
では、本書で特に心に残った言葉と簡単に感想について書きます。
迷路の外には何がある? とは
「迷路の外には何がある?」とはスペンサー・ジョンソンが著した本です。
本書は100ページほどの長さで1時間ほどで読み終えることができます。
「チーズはどこへ消えた?」の続編にあたる作品で、変化に対応するための考え方がさらに深く書かれています。
本書は「チーズはどこへ消えた?」で変化を恐れ、動き出せなかったヘムを主人公として、描かれています。
スペンサー・ジョンソンが著した本として、「チーズはどこへ消えた?」の他に、「頂きはどこにある?」なども出版されています。
心に残った言葉・セリフ
本書において、心に残った言葉をまとめてます。
いくつもありましたが、ここでは3つ厳選して紹介します。
あなたが考えを変えても、あなたはあなたである。
当然と言えば、当然のことです。どんな考えを持とうが、どんな決断を下そうが、あなたがあなたであることは決して変わりません。
自分がこれまで「これだ」と信じていた考えを180度と変えたからといって、自分が自分であることは変わりません。
考えを変えることを過度に恐れる必要はなく、何事もチャレンジしてみることが大切なのだと感じました。
どんな信念でもテストしてみる価値がある。カギとなるのは、自分の信念に気づき、テストしてみることだ――必ずしも捨て去る必要はない。
変化が訪れ、苦しい状況に置かれたとしたら、その状況を打破する必要があります。
そのためには、自分の持つ信念を変えてでも動かなければならない時もあるでしょう。
苦しい状況で、何をしたら分からない状況で、これまで絶対だと思っていた信念を変えて動き出すのは怖いかもしれません。
しかし、そんな時でもとりあえずその信念に基づいてやってみることが大切だと思いました。
もし新しい信念で良い結果が得られなかったとしても、それは良い経験です。
その経験からまた新たな信念が生まれるかもしれません。
もちろん失敗しないに越したことはありませんが、失敗しない人なんて世の中にいません。
失敗を繰り返しても、少しずつ前進していこうと思いました。
ぼくが抜け出さなくてはならない迷路? それは自分自身の思考なんだと思う
変化に対応するためには、既存の考えから視点を変えて、幅広く物事を見る必要があると思いました。
殻の中に閉じこもっていては、何も動き出しません。
どうすれば状況が好転するのか、この危機を乗り越えることができるのか、考え続け、柔軟な思考を持つ必要があると思いました。
感想
「チーズはどこへ消えた?」と同様にあっという間に読み終えることができる本書ですが、考えさせられることが多く、とても充実した内容でした。
本書は、「チーズはどこへ消えた?」で変化を恐れ、変化を認めず、行動しなかったヘムを主人公として描かれています。
結局、あの後ヘムはどうなったのかについて、ヘムが迷路に足を踏み出し、ホープと出会うことで、どんどん考えを変えていく様子が描かれました。
ヘムが変化に対応し、良い結末を迎えられて良かったです。あのまま一人ぼっちのままだと可哀想ですからね。
ヘムの状況を可哀想だと思ったということは、変化を恐れて立ち止まっている人を傍から見ると、内心そう思ってしまうのかもしれません。
どんな人にも大小を問わず様々な変化が訪れると思います。
そんな時に、柔軟な思考を持って、既存の考え方に囚われることなく、動き出すことが大切です。
変化に対応するためにはどうすればいいかを分かりやすく描いており、私自身変化が訪れた時は、本書の考えを生かし、より良い選択を下したいと思います。
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